一緒に仕事をしている建築家が、大学生の頃にめちゃくちゃ先生に怒られた話をしてくれた。
ゼミで先生に見せる図面に方位やスケールが入っていないと、怒号が飛んで来て、部屋から出て行かされたという。そして、彼は入れ忘れた方位を描いてからまた部屋に戻って来て続きのプレゼンをするそう。。笑
なんでそこまで怒るか。ちょっと忘れただけって思うけど、よく考えるとそう簡単に済まされない思いがあるのかも。
恐らく、自分発信で調べて描いた線にはせめて責任を持っていなさいよ!ってことなんだと思う。その習慣を身体で覚えさせる先生は、本当に教育熱心だと思うし、優しい人だと感じる。
世界の大建築家のレムコールハースは、新しい街で設計をする時、まずはその街でランニングをする。
友人の建築家はその話を聞いてから、走るのはキツイけど、せめて知らない土地では自転車で回遊するようにしたという。
そんな話をビール片手に飲みながら聞いていて、後からジワジワと来るものがありました。
自分で感じたり調べたりしたことを確かな線にしていくこと。
それらの積み重ねが、結果としてできたものの質になる、と先生は言いたかったのかな。
情報で溢れて、求める前に向こうから先入観が押し寄せてくる時代で、結構この「一次情報を捕まえにいく作業」ってすごく大事なんだよな、と思った話でした。
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by tokup_nao
| 2025-02-22 12:01
| コラム
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by tokup_nao
| 2025-02-21 20:52
| 日記
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建物の申請機関による完了検査で、指摘が多く出てしまうと、是正工事の写真提出を多く求められることがあると思います。
完了検査で指摘に上がるかどうかって、なかなか検査員次第のところがって、厳しい検査員だと外構が完成していないとダメだったり、コンセントカバーが付いてないと工事完了と認めないと言われる場合もあり、厳しくないと指摘に上がってこないです。
個人レベルでも厳しさは違うけど、私の感覚だと、全国展開しているような大きな会社の申請機関だと厳しいことが多い。。
エリアを限定している申請機関は緩いことが多い。結果、そういうところは地元の設計や施工者によく使われるよね。
これは、本に書いてないので、経験値で皆さん選ばれていたりします。
あと、構造で攻めると、申請機関で見解が分かれることもしばしば。
通知書が発行されたら、審査機関とちゃんとコミュニケーションを取って、是正中であること、いつまでに写真を出せるかなどを報告しておかないとダメなんです。
ちゃんと連絡を取り合っていれば、是正期限を延長してくれます。その代わり一ヶ月を過ぎる度に通知書は来ます。
是正内容によっては、軽微変更を出したり、ちょっと計画が変わるものは、追加説明書を出したり、もっと計画が変わってしまうのは、最悪計画変更を出したり、いずれにせよ法適合に持っていくことの措置が求められます。
私も、案件によってはなかなか引き渡せないものもあって、だんだん検査の是正対応に詳しくなってきました。。
失敗しないことがベストだけど、
失敗から学ぶことは多いよね。
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by tokup_nao
| 2025-02-16 06:26
| 建築設計
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