2010年 06月 24日 ( 1 )

icity

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icity

企画名_iCity presentation vol.1
開催日時_2010年6月19日(土)13:00〜15:00
(13:00〜14:00発表、14:00〜15:00懇談会)
場所_Apple Store 銀座店 (東京都中央区銀座3-5-12サヱグサビル本館)
連絡先_iCity.10@gmail.com

千葉大の加藤くんに誘われてicityのプレゼンテーションに行ってきた。
簡単に言うと、「i」がドンドン勢力を伸ばしてしまうと、しまいにいは街ごとコンテンツが浮遊しているような未来像が描けるというものだった。
iphone →ipod →ipad→(ここからは未来)→iglass→iwear→icity

デジタルな世界の楽しさ豊かさ多様さをプレゼンテーションするものだった。
色彩溢れるスケッチと丁寧な吹き替えはイメージを感化させるようなものではあったが、どうも童話的というかユートピア的というか、批評性がないもので見ていてどうも具合が悪かった。多様性が生まれると話していたが、僕には単一的にしか見えなかった。
また、有名大学が集まりそれぞれの専門分野があるのだから、それらをもっと引きのばし、具体性に突っ込んだものであれば良かった。恐らく、このプレゼンテーションでは伝わりやすさを重視し過ぎてしまった。会場で見られた多くの質問は、すべて具体性に突っ込んだ質問だった。それからもわかるように、未来のcityを構想するときに問われるものは、如何に現代の多様な社会に答えることができる変化の仕方や実現可能なディテールがあるシステムを突き詰めていけるかどうかだ。それがなければ、ただの子供のわがままに過ぎない。

建築サイドからしてみれば、もっとリアルな形がある風景がほしかった。場所性とでも言うのか。
東浩紀は場所なんて必要ないというかもしれないけど、山本理顕はこんな時代だからこそ拠り所が必要だという。そんなそれぞれの主張が甲乙付けがたいくらいにビリビリとせめぎ合う場こそが本当に今必要なんだと思う。頭を抱えて悩んで苦しんで、これからの都市が本当にどうなってほしいのかを真剣に考える人が今の若い世代にどれ程いるというのか。楽観主義なんていらない。悲観主義ももちろんいらない。バチバチと戦う場所がほしい。
icityにはそんな若者を呼び寄せて、血へど吐くような議論を展開できる場にまで高めてほしい。
これからもicityは続くようなので、vol.1での欠点を克服し、そこに期待していきたい。


そんなさ中、銀座をもう一度顧みた。

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もしクリストが銀座にやってきたら?  みたいな。
歩行者天国は日本の道空間の公共性を鮮明に告白しているようだ。
切り立つブランドビルに統一されたオレンジ色の膜が架かったら、細長い一室になって気持良い。

icityなるものがこんな大きな物から空間をすぐに創出できるようなものだったら楽しいと思う。
銀座の商いの賑やかさがその良さを引き延ばすようなやり方で場所性を獲得して、より多くの人々を呼び込むかもしれない。
機能からコンテンツを生むのではなく、場所を創ってあげてそこに自然に機能が誘発されていくのがいい。
これからの時代は、欲求を満たす為のものではなく、欲求を生みだすものが求められる。

そこを押さえていかないと、時代に永遠に振り回されてしまうよ。

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by tokup_nao | 2010-06-24 01:29 | 建築 | Trackback | Comments(11)


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by 徳田直之 (Naoyuki Tokuda)

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