2010年 06月 07日 ( 1 )

やっぱ かおが すき

猪熊弦一郎(1902-1993) 「猪熊弦一郎展 いのくまさん」
4月10日(日)~7月4日(土)
東京オペラシティアートギャラリー

「最も優れた芸術は建築である」

20世紀を駆け抜けた洋画家・猪熊弦一郎。僕らにとっては身に余る程の力強い言葉だ。
今回の展示は、詩人・谷川俊太郎が執筆した絵本、『いのくまさん』から生まれた企画展。展示の流れは本の流れと同じであった。(谷川俊太郎と言えば、建築家・篠原一男の施主である。あのキラキラと光輝く大きな屋根を持った『谷川さんの別荘』は傑作。)
その谷川さんの絵本の中へと、小さくなって入っていくような会場構成が、いのくまさんの展示にはとても愛らしくしっくりきていた。ダンボールもくったりしててかわいい。
猪熊さんは、パリへとNYへとハワイへと移り住みながら、それぞれの師や土地の環境に感化されながら、作風をガラリと変えていった。しかし、どの作品にも猪熊さんの優しい嬉しいであろう豊かな温もりの感じられ、心がホッとするものばかりであった。
ネコくんたちやトリさんたちにはやられた。ほんとに動物を愛しているんだなと感じさせる。これは絵が持つ強さだ。どんな強い言葉よりも、深い感情を感じてしまう。

この感情に答える建築を、猪熊さんは今もどこかで心待ちにしているのか。
はたまた、変てこな現代建築を見ながら、笑いながら筆を握ってそうだ。
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明日にでも、近所のネコくんやトリさんのお顔をよく覗いてみてはどうだろう。そこから愉快な新世界が見えてくるかもしない。
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by tokup_nao | 2010-06-07 00:13 | 美術 | Trackback | Comments(2)


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by 徳田直之 (Naoyuki Tokuda)

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