青森県立美術館~ゴールデンウィークの風に共に~
2009年 05月 11日
青森県立美術館
設計:青木淳
これで二度目。この前行ったときは雪が降りしきる寒い日。白い地面から白い塊が出てきた様な印象だったけど、今回は真逆でした。空から降ってきたかのごとく、緑の大地に忽然と現れる白い塊。
外部から遮断された地下のギャラリーは季節によっては変わることはありませんが、今回行ってみて実感したのはギャラリー以外の外部と内部の境界が楽しい。全体を統合するようなダイアグラムがある一方で、それから逸脱するようなデザインがちらほら見え隠れんぼするのがいい。でも、振り返って感じれば、ああ、これも全体の一部になりえるのかもなと思ったり。
ちょっと残念だったのが、ファサードに出てくる丸い窓の変なスラブが出ている箇所。あと、外壁のレンガパネルの継ぎ目が汚れによって見えてしまっていること。もし、見せているのであれば中途半端すぎる。
ギャラリーは土の中、白い箱の中と交互に入れられて、途中、ちょっと単調にも感じた。もっと遊びがほしいと思う一方で安定感あるなとも思う。どっちや。
by tokup_nao
| 2009-05-11 23:30
| 建築
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