川越見学
2009年 04月 29日
建物のプロポーションがかわゆす。何となく、アトリエワンみたい。
真っ黒な建物が軒を連ねてます。侍の鎧のようなただならぬ怪しい雰囲気が漂っています。
蔵造りがあればバロックリバイバルのような建物もあり、長屋があり。そして観光目当ての人々が押し寄せる町、川越。最近では、NHKの連続テレビ小説「つばさ」がスタートし、ますますその勢いは増していく。
こんなハチャメチャ馬力のある町に建物を設計するという課題が出されました。
町独自の景観法が無数に張り巡らされているとても厳しぃーーー場所です。
課題だからそこまで厳密に守らなくてもいいと思うけど、でも、やっぱ、その場所のリアルを想像できる楽しみとそれに相反する翳りのようなものを孕んだ建物を設計したい。
坂本一成の言葉を借りれば、日常の延長から非日常に遭遇するような。はたまた、レムのカーサ・ダ・ムジカのように、町にどかんと大きな口を開けて、また町の路地が取り込まれているくせに、異世界に招待させるような。楽しく僕らを裏切ってくれるような建物を設計したい。
by tokup_nao
| 2009-04-29 22:38
| 建築設計
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