in izu
2007年 12月 29日

日の出前に伊豆半島に到着!
おでん食って朝日を待ってます

下田を一望できる高台から見たとこです
昔はここに幕府の見張り台がありました
角ばった山と山の間に町が広がってます

伊豆の長八美術館 1984年施工 設計:石山修武
建築界の芥川賞といわれる「吉田五十人賞」を受賞。
古来より受け継いだ左官職人の技術と、当時の新しい工法が融合した二階建ての小さな美術館。
様々な技術を強いデザインで一つにまとめ上げました。左右対称に見えるけど、三角窓の大きさや、入り口の傾き、床の石畳の向き、階段の向き、人の動線でちょくちょくずらしています。でもこの三角は気になる・・・

しかし、建物が強すぎて美術品を飾るには不向きな感じ
美術館と作品の関係は額縁と絵画の関係と似ています
でもやっぱ三角が強いですね・・・

まあ、美術館そのものが作品なのでしょうねここは
入れ物としての箱ではない建築と割り切っている勢いがあります

こちらは別館の喫茶店
あとから増設ました
角々の外壁に青い空が反射してます

鉄骨がリボンのようにデザインされてます

二階の喫茶店は神聖な空気が漂っていました
でもちょっと宗教的な匂いがするかくかくの窓
数えてみると12の角を持つ
十二芒星のもつ意味とは・・・
12ヶ月、12時間・・・
六芒星だとユダヤ教のダビデの星になってしまうけど

角々の窓を覗くと、さっきの建物の屋根が見えて、また角々が・・・
!!
あの下田の高台から見た切り立った山々
海岸から見た伊豆半島の岩山々
そして、そこに打ち付ける波々
時代を越えても今もなお残り続けるもの
それが
日々そこに佇む山々とそこに打ち付ける波々
もしかして
石山さんは12ヶ月変わらず伊豆にあるものをデザインしたのではないでしょうか

伊豆半島からはもちろん富士山も見えます
そして薄っすらと日本アルプスも見えました

んでもって、帰りには伊豆下田河内温泉、金谷旅館の千人風呂に行きました
日本一の広さをもつ檜の風呂 深さ1mを越えるところもある
長時間のんびり入れるちょうど良い湯加減
湯気が十万した室内に淡く入る自然光と窓からわずかに射し込む光の筋
緩やかなアーチの天井が心地よい
年季の入った檜の質感もいい感じ
湯だけじゃなく、空間としても癒されるいい温泉だ

白浜海岸です
名前の通り砂がとても白く輝いてました
海水もきれいでしたなーー
九十九里浜とは大違いだわ

波紋です
きれいだねー
伊豆に打ち寄せる波と温泉は一年間の疲れやよどみを綺麗に洗い流してくれた
ありがとう伊豆
by tokup_nao
| 2007-12-29 04:28
| 建築
|
Trackback
|
Comments(0)

