妹島和世の『無憂樹林』を訪れて

世界的建築家の妹島和世氏による「無憂樹林」に訪れました。
場所は千葉県市川市になります。
屋根が鉄板の現場溶接による継ぎ目のない薄いものとなっています。

壁はアルミ板を綺麗に張り付けています。どれも接合部が見えないディテールとしていて、家具のような精度で作られているのが伺えます。とても緊張感がありつつ、浮遊感のある不思議な建築です。

高さが低くわかりづらいですが、上からみると三つ葉のクローバーのような形になっています。

耐力壁である壁がとても薄いのがわかります。屋根も壁もとにかく薄い。
この綺麗なディテール。みてもどうやって接合してるのかさっぱりです。差し込んで見えないところから、レンチで締めるようなつくりなのだろうか。シンプルな建築だからこそ、ディテールが目立つので、接合部は徹底的に考えられています。妹島氏の世界でした。