台風15号から考えるこれからの対策
2019年 09月 24日

なぜ被害はこれほど大きくなったか?
千葉は災害に強いイメージだったが、今回の台風でそのイメージは一変した。
写真は仕事で佐倉に行ったときに見た光景。強い吹き上げが起きたことがよくわかる。
そう、今回は吹き上げの風が悪さをして多くの屋根や瓦が吹き飛ばされてしまった。
吹き上げに対する建物被害の経験や過去のデータはあまりなく、専門家さえ今回の状況は予測できていなかった。
ますます拡大する被害
今までなかった被害が多くみられ、保険の会社も対応を迫られているが、もともと古くなった建物に被害が出た場合など判定は個々の建物によって千差万別で専門の調査士が必要で時間がかかる。
調査の時間がかかるということは保険金がもらえるまでの時間もかかり、工事費用も目処が付かず被害にあった建物の腐食は進むばかり・・・。
このようなことをなくすには以下のような体制を整えるべきだ。
これからの3つの対策
①判定建築士の集める
地震のときに建物の被害状況を判定する判定士が全国から集まるのと同じように、台風被害のときもその台風被害の判定士を制定する。判定建築士には国からの補助を手厚く出し、集まるように働きかける。
②各市町村に建物復旧整備課を設置
被害に会う前に、建物の老朽化具合を常日頃からチェックする機関を設け保険会社への加入を斡旋したり被害に会われたときの非難場所の準備を促しておく。この屋根は飛ぶ危険があるかどうか、保険の対象になるかどうか、前もって知っているだけでも実際に被災したときの心構えや対応の速度は大きく違う。
③建築をもっと身近に
小学校や中学校に「建築」の授業を取り入れ建物修繕を住民レベルで認知させる。人命を左右させる建物の知識、もうそろそろ教育課程から見直したほうがいい。フィンランドではレイキモッキといって、家族で子供と一緒に庭に小さな子供用の小屋を立てる習慣がある。日本でも、昔の農村では藁葺きの屋根を順番を決めてみんなで村内の家を修繕していた。そこには建物の知識が日常に息づいていた。異常気象が日常になってきたこのご時勢、誰でも被害を判断できる目と修繕できる術を育てていくべきではないだろうか。

これからは、この形になりそうなときは警戒を強めていこう。
これから、建物の設計者はいくつの風速を基準に設計していけばいいのだろうか・・・。
屋根のメーカーも頭を悩ませるだろう・・・。
建物に関わる者として責任を大きく感じる。
by tokup_nao
| 2019-09-24 20:00
| 建築
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