新元号「令和」について
2019年 04月 01日
新しい元号が「令和」に決まった。
出展は『万葉集』 巻五、梅花の歌三十二首
「初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす」
史上初めての国書からの引用。ただこの万葉集は庶民から天皇までの歌を集められた集合知の集大成とも言えるもので、これからの時代を文化を大事にしながらみんなで作りましょうという気持ちがあるようで明るくなる。
元号が変わり、今年中には消費税が8%から10%に変わり、来年の2020年にはオリンピックが始まり、失われた20年に終止符を打つのか。1992年のバブル崩壊後は可視化されない部分が大きく変わった。それはソフトウェアの成長期と言える。これからはロボットやグラス、オート運転、ドローンが広まりソフトからハードの時代に到達し、オリンピックを起点に可視化される部分が大きく変わっていく。
創造の裏には必ず破壊があり、この「令和」にはその破壊されていくものに無自覚にならないようにすることが大事だと警笛を鳴らしているようにも感じる。
無自覚になった瞬間に、大きく変わるハードの裏で日本の文化・伝統が消えていく。攻・守の二つを回転軸とした創造的な世代となってほしい。
この元号が変わる瞬間は人生に何度も経験できないですね。
昭和の良い部分を見直し、大いに平成の経験と反省を生かし「令和」に期待すると共に兜の緒を締め、現代こそが楽しく失われたと言わせない世代にしたい。
こちらのnoteから、出展の詳しい内容が読めます。
by tokup_nao
| 2019-04-01 12:22
| コラム
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