教授のおかしな妄想殺人
2018年 11月 28日
ネタバレしない程度の感想に留めておきます。
目標を失って脱け殻のように生きていた教授が、あることをきっかけに元気を取り戻すお話。
教授が元気になることを期待してたけど、でもいざそうなるとあれよあれよと言う間に違ったところにスライドしておかしなことになっていく。
哲学的な話も出てきて、真剣なようでそれをどこかであざ笑うかのように扱っていて、監督の本音が分からず、それもいろんな解釈をさせて面白い。
ウッディ・アレンの映画は一見チープなエンターテイメントのようで、よく考えるとズブズブと底なしの沼にハマってしまうような感じがいつもします。
アマゾンのレビューなどあまり良くなかったけど、僕はそれなりに最後どうなっちゃうんだろこれ。。と思いつつ、実際僕も本人のようになりかねないな、と他人ごとではない恐ろしさもあり、親しいと思ってた人がそうで無くなるなっていくのも自分の中にあり、鑑賞者も含め結局は誰が勝手な人かわからなくなった。
また、シリアスな場面もサラリと撮られていて、なんてお洒落な映画なんだろうと思った。
アメリカの典型的な喫茶店が物語のターニングポイントになる。
最も日常的な場所だからこそ、非日常が強調されるのかな。
こんなコテコテのアメリカンな喫茶店でありつつ、どこか皮肉ったものを一度設計してみたいものです。
にしてもエマ・ストーンが綺麗過ぎるところもまた見たくなります。こんな学生いたら目立つだろうよ。
ちゃんちゃん。
by tokup_nao
| 2018-11-28 23:30
| 映画
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