スキーマの『ブルーボトルコーヒー清澄白河店』を訪れて
2018年 10月 29日
設計:スキーマ建築計画
竣工:2014年
打合せが終わり、たまたま近くだったので行ってきました。
やっとこれた!
コーヒーを飲んでるお客さんの高さが3つくらいに分かれていて、奥に行くほど少し高くなっていく。奥行きのある分の配慮なのかも。
天井もとても高くて気持ちいい。
広さも高さも存分に生かされています。
また、凹凸のある鉄や窓はグレーに、プレーンなALC壁やキッチンの一部天井は白に。基礎立ち上がりはそのまま。家具やサインは木。お客さんが1番手に触れ目につく場所に大理石の天板。それぞれの役割ごとに色を使い分けて、とても丁寧な改修です。複雑なことはしていません。
ただ、椅子の高さに比べて机が少し高いような気はしました。飲食スペースを全体的に高くするような意識が全体的にあるのかな。そのことによって、スタイリッシュな雰囲気になっているような気がしました。
大きなルールの中にそれを少しはみ出すところを設けることで、統制がとれつつ堅苦しくならないように思います。
一流の建築家ほど、肩の力をどこで抜くのかわきまえているのだろうか。
また、音量がとても丁度よくスタッフも見ていて気持ちがいい。ブルーボトルコーヒーという会社のスピリットがピタッ!と場所と合ってる感じがよかった。
これは何度も長坂さんに頼んでしまう気持ちがわかるような。
会社とデザイナーの波長がとても良くあった例と言えそうですね。いい仕事だ。羨ましい。
by tokup_nao
| 2018-10-29 15:54
| 建築
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