ジャパーーーン!!
2013年 05月 25日
終電で新宿駅からとぼとぼ歩いて帰ってたら、都庁辺りで前に歩いている外国人が話しかけてきた。
「商店街はどこですか。」
とても疲れているようで、表情は虚ろだ。
もしや、天下の都庁の足元でスリでもすんのかな、と思いつつ瞬時に自分の財布が鞄の奥にあることを頭の中で確認した。時刻は夜中の1時。道も暗いし周りに人はいない。ちょっと怖い状況。
歩道に地図があったので、現在地と商店街の場所を教えてあげて、帰り方向が同じだったので、商店街まで一緒に歩くことになった。すごくいやだな、と思いつつ。
歩いてる途中に襲われるのかな、と警戒しながら、なるべく背後に回られないように注意しながら。
無言だと襲われる気がして、僕は一生懸命会話をして、こいついいやつじゃん!と思わせる作戦に出ることにした。
色々質問をぶつけると、彼はインドのデリー出身で、今はインド料理屋さんをやっているとのことだった。
「ところで、商店街にいって何を探しているの?」と聞くと、
「寝るところを探している。どこかいい寝るところをないかな。」と。
あー、じゃあホテルがあるよというと、ホテルは高いからだめだと。
じゃあ、中央公園だったら寝てる人がたくさんいるよ。(ホームレスだけど)というと。
虚ろな表情はもっと虚ろになった。
結局、彼のリクエストでマクドナルドがいいね。というところで落ち着いて、家の近くのマックまで案内してあげた。
その間、僕は終始襲われることを警戒しながら。
結局襲われることはなく、別れ際に初めて彼からちゃんと質問をしてきた。
「あなたは、どこの国の出身ですか?」
「え・・・・・。」
一瞬止まり、息を吸い込み、声高らかに訴えた。
「ジャパーーーン!!」
いやどうみてもこの顔は日本人だよ!韓国人じゃないよ!精一杯、ジャパーン!!と言ってやりました。
そうか、警戒していたのは彼の方だったのかもしれない。
なんだか、歩道の電燈がいつもより眩しかった。
「商店街はどこですか。」
とても疲れているようで、表情は虚ろだ。
もしや、天下の都庁の足元でスリでもすんのかな、と思いつつ瞬時に自分の財布が鞄の奥にあることを頭の中で確認した。時刻は夜中の1時。道も暗いし周りに人はいない。ちょっと怖い状況。
歩道に地図があったので、現在地と商店街の場所を教えてあげて、帰り方向が同じだったので、商店街まで一緒に歩くことになった。すごくいやだな、と思いつつ。
歩いてる途中に襲われるのかな、と警戒しながら、なるべく背後に回られないように注意しながら。
無言だと襲われる気がして、僕は一生懸命会話をして、こいついいやつじゃん!と思わせる作戦に出ることにした。
色々質問をぶつけると、彼はインドのデリー出身で、今はインド料理屋さんをやっているとのことだった。
「ところで、商店街にいって何を探しているの?」と聞くと、
「寝るところを探している。どこかいい寝るところをないかな。」と。
あー、じゃあホテルがあるよというと、ホテルは高いからだめだと。
じゃあ、中央公園だったら寝てる人がたくさんいるよ。(ホームレスだけど)というと。
虚ろな表情はもっと虚ろになった。
結局、彼のリクエストでマクドナルドがいいね。というところで落ち着いて、家の近くのマックまで案内してあげた。
その間、僕は終始襲われることを警戒しながら。
結局襲われることはなく、別れ際に初めて彼からちゃんと質問をしてきた。
「あなたは、どこの国の出身ですか?」
「え・・・・・。」
一瞬止まり、息を吸い込み、声高らかに訴えた。
「ジャパーーーン!!」
いやどうみてもこの顔は日本人だよ!韓国人じゃないよ!精一杯、ジャパーン!!と言ってやりました。
そうか、警戒していたのは彼の方だったのかもしれない。
なんだか、歩道の電燈がいつもより眩しかった。
by tokup_nao
| 2013-05-25 17:36
| コラム
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