虎ノ門タワーズ
2010年 02月 20日
虎ノ門タワーズ
設計:KAJIMA DESIGN
オフィス棟と住居棟。二つの棟からなる超高層計画。騒がしい都市の中で、ここだけ静まり返っているような緊張感を持つ。黄色いオブジェがその静けさを逆に助長しているかのような感触がした。見上げると、目が眩むような高さ。二つのタワーの間には実際に何かしらの関係が起こる訳ではないが、一つのまとまりのある空間の質を共有しお互いを保存し合い、場の強さのようなものを支え合っているような関係を感じることができた。
オフィスと住居。この二つの機能だからこそ起こる緊張感なのか、それとも、都市という外部に閉じた内的な外部を有しているから起きたのか。たぶんその両方だろう。
建築と芸術が緊張と対立と釣り合いを持って置かれている。ミースの超高層もこんな感覚なのだろうか。(行ったことがないもので)ここに住むということはどんなだろうかと想像が巡る。
もっと詳しく知りたい方はこちらに詳細な説明があります。
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特集:正統な都心をつくる――虎ノ門タワーズ レジデンス&オフィス
フジテレビ撮影スタジオ
設計:KAJIMA DESIGN
ガラスの凹凸のファサードが景色を移したり移さなかったり。パラパラと光のグラデーションをつくりだす。
雨が降る時、全く違う表情を見せてくれそうだ。
by tokup_nao
| 2010-02-20 00:29
| 建築
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