モスクワ建築大学でのワークショップ

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敷地はモスクワ中心部から20キロ離れた川と原っぱ以外何もないような場所だった。
これからここ一体は大きな開発が行われて高級住宅街になるようだ。
BRICsの一つでもあるロシアは、今インフレなのでこのような大規模な都市近郊の大開発が進んでいる。それ顕著に表した敷地での設計課題であった。課題内容は、モノレールを引き都市プランニングをしてから具体的に何かを建てろというものだった。その場所にコンテクストも作業時間もなかったので、僕はとりあえずその地域の出発点になるようなメインビルディングをえいっ!と建てることにした。そのモノレールの駅でもある建物から船や自転車、車などの様々な交通インフラが切株の根のように伸びて行き、多くのものを巻き込みながら都市が始まるんです!と言いました。

日本では絶対やらないような課題だなと思う。まず、何もない場所が無いので。これからここが巨大リゾート開発になるんですと言われて設計するとき何を手掛かりにすればいいのか、よくわかりませんでした。
で、周りに何もないので歴史の引用から形の手掛かりとしてみました。シューホフのラジオ塔のようなファサード。タトリンの第三インターナショナル塔のような螺旋状のスロープ。スターリンのセブンスターと言われる巨大建築物群の八番目に入れてもらえないかな?だとか。あと、雪が沢山振ったときに、雪が積もらないようなスカートのような形状だとか。結局は、寄せ集めで自分の建築が出来なかったなあと今とても悔いが残る。
ロシアの学生とパートナーになって二人でやるんだけども、彼が何でも僕の意見に賛成してしまうものだからひょいひょいと進んでしまったのかな。何でもありのドバイに建ってても違和感無いだろうなこういうの・・・。
八束先生が簡単に形にできてしまってちゃんと議論してないんじゃないか?と言っていたのも、僕にとってはずばりだった。如何なる建築を建てるべきか。その根幹を訴えかけるものを構想しなければいけない。この切株もまだまだ根が浅い。



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by tokup_nao | 2009-10-28 01:01 | 建築 | Trackback | Comments(0)
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by 徳田直之 (Naoyuki Tokuda)

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