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by tokup_nao
| 2025-08-04 15:04
| 日記
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打合せで六本木に行ったので、行きたかった乃木坂のギャラリー間で開催中の篠原一男展に行ってきました。
未完の作品も模型になっていたり、
実在している作品は設計図のコピーが細かく見れたり、
やっぱこれ、すごい増築です。
模型で改めて見ると、造形力の高さがよくわかる。
どの立面も非常に綺麗で、
現代でも全く色褪せない作品性と空間を持っている。
動画で篠原一男が日本について、若い建築家へメッセージを残していたのが印象的だった。
住宅など小さなプロジェクトで考えたことを、演繹させて大きな作品を作って欲しい。みたいなことを仰っていた。
建築家の為の建築家、篠原一男なんだな、と思う。
今の時代にはもうこんな存在の人は出てこないと思うし、一つの時代に確かに存在した建築家の凄みを再認識させられました。
大学院で篠原一男の研究して、調べれば調べるほど、氏の感性の高さと知の深さに溺れそうになったけど、今になって思うことは、篠原一男が、当時の若い人にメッセージとして残していることは、自分への反省も少しあったんじゃないかなと思う。
自分を追い詰めている人ほど、自分の限界を思い知らされていると思う。
氏がもっとやりたかったその先の時代に生きる僕たちはどこへ向かうのか。
氏のインタビュー動画を見ていて、その時代にしかできないこと、できない表現をもう一度よくよく考えろよ、と言われているような気がした。
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by tokup_nao
| 2025-06-07 14:33
| 建築
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