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icity

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icity

企画名_iCity presentation vol.1
開催日時_2010年6月19日(土)13:00〜15:00
(13:00〜14:00発表、14:00〜15:00懇談会)
場所_Apple Store 銀座店 (東京都中央区銀座3-5-12サヱグサビル本館)
連絡先_iCity.10@gmail.com

千葉大の加藤くんに誘われてicityのプレゼンテーションに行ってきた。
簡単に言うと、「i」がドンドン勢力を伸ばしてしまうと、しまいにいは街ごとコンテンツが浮遊しているような未来像が描けるというものだった。
iphone →ipod →ipad→(ここからは未来)→iglass→iwear→icity

デジタルな世界の楽しさ豊かさ多様さをプレゼンテーションするものだった。
色彩溢れるスケッチと丁寧な吹き替えはイメージを感化させるようなものではあったが、どうも童話的というかユートピア的というか、批評性がないもので見ていてどうも具合が悪かった。多様性が生まれると話していたが、僕には単一的にしか見えなかった。
また、有名大学が集まりそれぞれの専門分野があるのだから、それらをもっと引きのばし、具体性に突っ込んだものであれば良かった。恐らく、このプレゼンテーションでは伝わりやすさを重視し過ぎてしまった。会場で見られた多くの質問は、すべて具体性に突っ込んだ質問だった。それからもわかるように、未来のcityを構想するときに問われるものは、如何に現代の多様な社会に答えることができる変化の仕方や実現可能なディテールがあるシステムを突き詰めていけるかどうかだ。それがなければ、ただの子供のわがままに過ぎない。

建築サイドからしてみれば、もっとリアルな形がある風景がほしかった。場所性とでも言うのか。
東浩紀は場所なんて必要ないというかもしれないけど、山本理顕はこんな時代だからこそ拠り所が必要だという。そんなそれぞれの主張が甲乙付けがたいくらいにビリビリとせめぎ合う場こそが本当に今必要なんだと思う。頭を抱えて悩んで苦しんで、これからの都市が本当にどうなってほしいのかを真剣に考える人が今の若い世代にどれ程いるというのか。楽観主義なんていらない。悲観主義ももちろんいらない。バチバチと戦う場所がほしい。
icityにはそんな若者を呼び寄せて、血へど吐くような議論を展開できる場にまで高めてほしい。
これからもicityは続くようなので、vol.1での欠点を克服し、そこに期待していきたい。


そんなさ中、銀座をもう一度顧みた。

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もしクリストが銀座にやってきたら?  みたいな。
歩行者天国は日本の道空間の公共性を鮮明に告白しているようだ。
切り立つブランドビルに統一されたオレンジ色の膜が架かったら、細長い一室になって気持良い。

icityなるものがこんな大きな物から空間をすぐに創出できるようなものだったら楽しいと思う。
銀座の商いの賑やかさがその良さを引き延ばすようなやり方で場所性を獲得して、より多くの人々を呼び込むかもしれない。
機能からコンテンツを生むのではなく、場所を創ってあげてそこに自然に機能が誘発されていくのがいい。
これからの時代は、欲求を満たす為のものではなく、欲求を生みだすものが求められる。

そこを押さえていかないと、時代に永遠に振り回されてしまうよ。

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by tokup_nao | 2010-06-24 01:29 | 建築 | Comments(11)

Where is Architecture?

「建築はどこにあるの?7つのインスタレーション」
東京国立近代美術館 企画展ギャラリー
2010年4月29日(木)~8月8日(日)

声に出して言ってみよう。

「建築はどこにあるの?」

そのとたん、その言葉は宙にふわりと浮いて、なに色にも見えない淀みと煌めきを含んでいるように見えてくる。そう、建築には場所があって初めて仕事が動き出すものなのに、この言葉はその建築の場所を探している。もしくは、あなたが知っていた、誰かから聞いた建築を再び探しに行く建築の旅でも始まるかのようだ。
哀愁さえ漂ってきそうなこの言葉を手掛かりに、現代建築が、そして僕らが背負うべきこれからの建築がどこにあるべきなのか考えたい。

「建築はどこにあるの?」

あなたは、これに何と答えるべきか。




全体を見てみて、体を動かす作品が多かった。
その中でも中村竜治の『とうもろこし畑』は動きながら見ると楽しい建築であった。



『写真と建築』の議論はたくさんされてきたけど、『動画と建築』って聞かない。建築と映画が近いかもしれない。そこにはストーリーが入ってくるだろう。
もっと身体的に線型的なストーリーとコンテクストに乗っかって、感じて楽しいという意味での動画と建築。身体で感じる時間経過と建築といってもいい。インスタレーションということでは、その体感できる建築のようなものが上手く表現されやすかったようだ。また、言葉ではなく共有できる身体感覚で共感させるということでは、日本の特徴を表す現代建築にとても接近していた展示だったかもしれない。

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by tokup_nao | 2010-06-16 01:33 | 美術 | Comments(2)

やっぱ かおが すき

猪熊弦一郎(1902-1993) 「猪熊弦一郎展 いのくまさん」
4月10日(日)~7月4日(土)
東京オペラシティアートギャラリー

「最も優れた芸術は建築である」

20世紀を駆け抜けた洋画家・猪熊弦一郎。僕らにとっては身に余る程の力強い言葉だ。
今回の展示は、詩人・谷川俊太郎が執筆した絵本、『いのくまさん』から生まれた企画展。展示の流れは本の流れと同じであった。(谷川俊太郎と言えば、建築家・篠原一男の施主である。あのキラキラと光輝く大きな屋根を持った『谷川さんの別荘』は傑作。)
その谷川さんの絵本の中へと、小さくなって入っていくような会場構成が、いのくまさんの展示にはとても愛らしくしっくりきていた。ダンボールもくったりしててかわいい。
猪熊さんは、パリへとNYへとハワイへと移り住みながら、それぞれの師や土地の環境に感化されながら、作風をガラリと変えていった。しかし、どの作品にも猪熊さんの優しい嬉しいであろう豊かな温もりの感じられ、心がホッとするものばかりであった。
ネコくんたちやトリさんたちにはやられた。ほんとに動物を愛しているんだなと感じさせる。これは絵が持つ強さだ。どんな強い言葉よりも、深い感情を感じてしまう。

この感情に答える建築を、猪熊さんは今もどこかで心待ちにしているのか。
はたまた、変てこな現代建築を見ながら、笑いながら筆を握ってそうだ。
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明日にでも、近所のネコくんやトリさんのお顔をよく覗いてみてはどうだろう。そこから愉快な新世界が見えてくるかもしない。
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by tokup_nao | 2010-06-07 00:13 | 美術 | Comments(2)


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by 徳田直之 (Naoyuki Tokuda)

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