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川越見学

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鏡山酒造跡地です。中に入ると張りぼてぼてしたます。

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旧川越織物市場。
建物のプロポーションがかわゆす。何となく、アトリエワンみたい。


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蔵の町並の通り。
真っ黒な建物が軒を連ねてます。侍の鎧のようなただならぬ怪しい雰囲気が漂っています。

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大正浪漫夢通り。鯉が泳いでいます。

蔵造りがあればバロックリバイバルのような建物もあり、長屋があり。そして観光目当ての人々が押し寄せる町、川越。最近では、NHKの連続テレビ小説「つばさ」がスタートし、ますますその勢いは増していく。
こんなハチャメチャ馬力のある町に建物を設計するという課題が出されました。
町独自の景観法が無数に張り巡らされているとても厳しぃーーー場所です。

課題だからそこまで厳密に守らなくてもいいと思うけど、でも、やっぱ、その場所のリアルを想像できる楽しみとそれに相反する翳りのようなものを孕んだ建物を設計したい。
坂本一成の言葉を借りれば、日常の延長から非日常に遭遇するような。はたまた、レムのカーサ・ダ・ムジカのように、町にどかんと大きな口を開けて、また町の路地が取り込まれているくせに、異世界に招待させるような。楽しく僕らを裏切ってくれるような建物を設計したい。
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by tokup_nao | 2009-04-29 22:38 | 建築設計 | Comments(2)

National Museum of African American History and Culture

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2015年にワシントンに建つ、アフリカ系アメリカ人国際歴史文化美術館の設計者が決まりました。
デヴィット・アジャイ(David Adjaye)でした。

Architects Chosen for Black History Museum

アジャイはアフリカのタンザニア出身の世界ではほとんど始めてのアフリカ出身の世界的有名な建築家。彼以上の適任者がどこにいると言うのか・・・。

アジャイは言う。
“It’s for us a deeply spiritual and powerful culture.”

アジャイの設計した建物は単純な幾何学に収まり、色も古代の遺跡を彷彿させるよう。
近づくと穴が無数に開いた模様のテクスチャーが現れ、その重たさは消え去るようだ。

オバマの波にも乗ってアジャイがこれからもっと活躍しそうだ。

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by tokup_nao | 2009-04-16 11:39 | 建築 | Comments(0)

第25回新建築賞

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受賞者講演会に行ってきました。
建築家の登竜門と呼ばれる新人賞です。今年は北山さんと貝島さんが審査員でした。
選ばれたものは若松均の「HI-ROOMS 明大前A/路線際の長屋」とTNAの「カタガラスの家」だった。

d0086747_1515976.jpgHI-ROOMSは線路脇にあることもあって、外部の騒音やから身を守るような閉じた建築になっている。住吉の長屋のような閉じた中で開く形式を持つ。一方、TNAのはその名の通りカタガラスの覆われ外部に積極的に開こうとする形式。結果的に外部環境に対しては対称的な二つの作品が選ばれた。でもどちらも、北山さんの言葉を借りれば。「アイコニック」な建築ではないところは共通していた。どちらもシュールな装いで至って周りから際立つようなことはしていないとのこと。

d0086747_1524096.jpgでも、それは昼間の話だ。夜になるとカタガラスの家は、突如町に現れた大きな行燈かのように周りをボワッと照らし出す。ほんわか綺麗な装いだけど、やっていることは大胆で、電気が付く度に周りにその生活の存在を証言していく。ああ、いるんだなと確かにわかるけど、それが周りとのコミュニケーションを産もうとしているかと聞かれたら、それはないと思う。かえって気まずい。カタガラスが床下から天井まで立ち上がって、光が均一に内部に入ってくる様子は吉田五十八の障子みたいで綺麗だと思う。内部空間もステップを生活の一部として使いながら空間をづるづる繋げているのも楽しいと思う。でも、外部空間にはだいぶ冷たい建築ではないだろうか。
そういう意味では、外部環境との関係を持たない建築としてこの二つの作品は対照的ではなく、実は本質的には同じだ。
70年代の住宅ではないけど、都市から遮断して住宅をつくる。でも、遮断の仕方が70年代とは全く違う。ガラス張りで、ガンガン生活スタイルを見せながら、周辺との関係性を絶っている。
妹島さんの森山邸、HOUSE-A、乾さんのアパートメントⅠ。そして今回のカタガラスの家。それらのスーパーオープンスタイル建築は積極的に周りにアプローチし過ぎるが故に、周りがドン引きしちゃってかえって関係が生まれにくいということがある。隣の建物と比べたときにオープンの度合に差があるのがそもそもいけないと思う。つまり、町全体がすべてハイパーオープン建築で埋まったらいい。そうすれば新しい人間関係から生まれる生活スタイルができると思う。市の法律で決めちゃうとか、この地域では開口率何%以上で、自然採光がこの数値以上必要ですと。でも逆に、オープン建築で埋まった町を想像すると、それはそれで誰もが開いた生活を虐げられているようで、その光景はさぞ不気味に映るかもしれない。

ああ、もしかしたら、東京はガルダイアとは真逆の、異様なまでに開いてしまった都市を構築し始めているか・・・。
そこにはアイコニックなものは存在せず、無印で良品な建築が、ただただ、立ち並ぶ。
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by tokup_nao | 2009-04-14 01:51 | 建築 | Comments(6)

宮城スタジアム

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せんだいに行った時についでに松島へ行って、その帰りに車の同乗者の反対を押し切って見てきました。

阿部仁史設計の宮城スタジアム

団地から見るとただ丘があるように優しく見える。
でも、裏に回ってみるとズゴン!ドスンドスーーン!!と遺跡ようなものが立ちはだかる。
形容しがたい形もあったり。何かを真似したような形でもなく、自然にできたとも言えない形。心に入る隙を持っているようなそれとも見える。

誰もいない夕方に行ったこともあって、赤い夕日がガラスに反射して、太い太い柱が立ち並び、柱が高くなるにつれて自分が小さくなっていき、やって来たのに誰かに連れてこられたような、ただならぬ雰囲気。

スタジアムの緊張感が高められるいい建築だな。


同乗者も気に入ってくれてたからよかったw
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by tokup_nao | 2009-04-04 02:14 | 建築 | Comments(4)


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by 徳田直之 (Naoyuki Tokuda)

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