カテゴリ:建築( 98 )

柏市内の住宅

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去年から柏市民になりました。

買い物に行っている途中に可愛らしい住宅を発見!
後ろの敷地と段地になっていて、宙に浮いた家型がそれを上手く解消しているような感じでした。

いい住宅があると嬉しくなってしまいます。



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by tokup_nao | 2017-03-04 11:20 | 建築 | Comments(0)

手塚さんの『勝林寺納骨堂』を訪れて

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オープンハウスがやっていたので見てきました。
最近の手塚さんらしい木造現し架構シリーズの延長です。

外から見ると二階にも見えなくない、でも二階にしては上がちょっと狭そうな、不思議なプロポーションをしています。屋根をもうちょっと高くしたらつまらない建物になってしまいそうです。これは寺ということもあり、五重の塔や東大寺で見られる表現なのかと思います。だから、古きに敬意を払いその延長で新しさを提示する。ストレートでカッチョいい建築だなと思いました。小手先感が全くないTHE手塚建築です。
赤く塗ったらもっと寺感が出そうです。
中に入ると二階に見えた部分がガッツリ構造部分であることがわかります。使われる構造材の寸法の種類が極端に絞り込まれてるので、大きな断面でもうるさく感じさせない気がしました。構造はTIS & PARTNERSの今川憲英さんで、金物が見えずシンプルでミニマムで、手塚さんとの相性抜群ですね。

手塚さんの最近の建物はどれも20年後にはもっと良くなっているんだろうなと思います。恐らく、今まで自分の作ってきた建築がどんな使われ方古び方、時にはわずかなクレームを貰ったりしてそれらを経験したからこその今の表現でもあるんじゃないのかなと思ってしまいます。
知識としてわかってるのか、経験としてわかっているのかは雲泥の差だと思うんです。

また、前までの住宅群はふじようちえんも含まれるけど、構造体を見せることはなかった。それは木の仕上げと構造体に使われていた鉄の箇所の相性が悪かったからだと思う。今は構造体も木でしているから構造体が表出した。
鉄鋼造でサッシが鉄だと鉄を見せることもあったね。リチャードロジャースは鉄でまとめるけど、最近の手塚さんは木でまとめるね、と安易な解釈をすることもできそう。
木造の住宅で開口部を大きくしたいからそこだけ鉄骨を入れるとか、やりたいことはわかるけど厳密に言うとあんまりピュアじゃない。木造の建物なら全部木造でやりたいところなんです。本当は全部木で作りたいはず。だから、最近の手塚さんは鉄骨を入れれば大きい開口部が作れるところを木で組んだりして試行錯誤しながら開口部をつくる。そこまでしてなんで木にこだわる・・・?全部木だと何がいいか。それは、構造体を惜しみなく見せれる。表裏の無い建築になる。建築としてピュアになる。実はこのピュアになるかどうかが建築の寿命に大きく関係してくるんじゃないかなと思っています。ロジャースの建築も表裏がない気がします。嘘やごまかしがない建築。

最近の嘘やごまかしがない手塚さんの建築は時間に対して大きく放物線を描いて越えていけそうな説得力があります。

この寺のような建築。しかも納骨堂。

見れば見るほど、訪れるとなお更、現代建築が対峙する経済至上主義の螺旋から飛び出していけそうな、一つの突破口を切り開いてくれそうな希望を感じずにはいられないのです。

菊竹さんの出雲でさえも永続できなかった。
モダニズムの建築が次々と死刑宣告されるのをただただ眺めているだけじゃ悔しいもんね。
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by tokup_nao | 2016-12-24 08:00 | 建築 | Comments(0)

Niji Architects の『連箱の家』を訪れて

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Niji Architectsのオープンハウスで逗子まで行ってきました。

「連箱の家」という名の通りいくつかのヴォリュームの箱が積木のように折り重なった住宅になっています。
逗子の空気感、敷地の捉え方、インテリアデザイナーとのコラボレーション。様々な要素がギュッと詰まった家でした。

川向いから見ても存在感があって、徐々に近付いて解像度を上げていってさらにキレ味が増す出で立ちに心奪われるものがありました。

みりさんに会えなかったのが残念。
またの機会にお邪魔します!
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by tokup_nao | 2016-12-18 20:08 | 建築 | Comments(0)

風景の更新

幼馴染の友人に頼まれて、
畑にある小さな小屋の解体を行いました。

よく、街を歩いていると、
それまでそこにあったはずの建物が忽然と姿を消していることがある。

でも、どうしても、元々そこにあった建物が思い出せない。
いつもそこを通って目にしているはずなのに。

実際に畑にあった小さな小屋を解体した。
現調で予め訪れた時、小屋の中には畑の持ち主の小物たちが散りばめられていて、それこそ、生きられた家と言えそうな記憶の地層の断面を見せられているかのような気持ちにさせた。
解体の日には、それらの小物は片付けられていて、いらないものは外に出してあった。額縁に入れられた、サングラスをして勢い良く滑っているスキーの写真と共に。

そして、今回のこの小屋も、なくなってしまった後には、もうその小屋がない景色が直ぐに違和感のない風景となってしまった。


建物があった風景を思い出せなくなるのは、建物がない風景を経験してしまったからなのかなと思う。
風景が上書き保存されてしまったのだ。

あの風景が思い出せないではなく、あの風景が更新されてしまったのだ。

建てることも壊すことも、この意味では、あまり変わらない。


ある若い女性の建築家が言っていた。

「所詮、大きなゴミを私は作っているの。」

聞いたときは、いつも綺麗な建物を作っているこの方がと思って、何を言っているのか意味がよくわからなかったけど、
今となっては、風景を変える(壊す)責任を受け止めたようなものをひしひしと感じる。


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by tokup_nao | 2016-04-09 21:00 | 建築 | Comments(2)

桜とブラザークラウス礼拝堂

お花見シーズン到来。
桜の花がパラパラと散りゆく姿は、
何故あれほどに情処溢れるのでしょうか。

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この写真は、新潟〜群馬建築巡りのときに、高崎の友人宅で頂いてしまったピーターズントーのブラザークラウス礼拝堂の写真です。

ドイツのヴァッヘンドルフという場所に建っていて、アクセスがめちゃくちや悪かったそう。
僕もいつの日か行きたい建築の一つ。
施主のセルフビルド建築でなかなか荒々しい空間になっています。
コンクリートを24回に分けて一年くらいかけて打設。
一回の打設で50センチなので、一年掛けて12mの高さになります。
なんかこれだけでもカッコイイのですが。
24回の継跡が外観にも出ていて、それが外観としての表情になっているところがまたカッチョイイ。

また、コンクリートにはガラスを埋め込んだ光の穴が散りばめられていて、
中に入った時に光の粒が幻想的に見えてきます。
中はただ丸太を円錐状に組んだものがコンクリートの型枠になります。
24回目の打設が終わってコンクリートが固まったその最後に丸太を燃やします。
燃やすと木が乾燥収縮してコンクリートから剥がれやすくなります。
最後に燃やすことによって、建築が完成します。

できた建築はもちろんのこと、この作り方からシビれる建築です。

倉俣史郎がデザインした、ビキンザビギンという椅子があります。
トーネットの椅子をスチールワイヤーで巻きつけ、ガソリンで中の椅子を燃やしてつくります。

何かを消失させることで生まれるもの。
似たものを感じさせます。

礼拝堂という用途も相まって、燃やすという行為そのものに何か神秘的なものを投影させてしまいます。

倉俣史郎は椅子が燃えるとき、手を合わせたと言われています。

壊すことと創ることが同時に存在してるものは、何とも不思議な魅力を感じさせてくれます。


パラパラと散りゆく桜の花びら。
その中で生まれる宴の空間。
お花見のあの空間こそ、その代名詞と言ってもいいのではないでしょうか。



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高崎の友人宅にて
アジャイの作品集にダメ出しをする赤ちゃんの図。
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by tokup_nao | 2016-04-02 23:30 | 建築 | Comments(0)

新潟~群馬建築巡り

仕事が少しだけひと段落したので、温泉旅行と称して、新潟〜群馬を巡る。
「これ、建築巡りじゃない?」
と嫁に突っ込まれる。

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手塚さんのステージえんがわ
人が次々と吸い込まれて、なかなか出てこないことから、
ゴキブリホイホイと呼ばれているらしい。
実際すごく心地よくて、ずっと居てしまう。


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この日はオープンハウスで大盛況。
建築関係者が少ないのに驚き。
地元に愛されてます。


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手塚さんのスピーチ。
お婆ちゃんでも笑ってしまうくらいの優しい言葉で説明。


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これも手塚さん
十日町のいこて
一階のレストランが激ウマでした。


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ここで結婚式もやるみたい。


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隈さんのアオーレ長岡
来たのは二回目
光がキレイ。


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建築がワイワイしてて、
みんなイキイキしてる。


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TNAの上州富岡駅
屋根の絶妙な高さ。
手塚さんのえんがわとは正反対のような、同じ着地点を目指してるような。
えんがわでは屋根をギリギリまで低くしたけど、こちらはできるだけ高くしたのかな。
師弟関係だから、余計あれこれ考えてしまう。


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柱が細いー。


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電車と並ぶと可愛らしい。



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近くついでに妹島さんの鬼石多目的ホールへ
こちらも二回目


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この建築を使い倒してる町民もすごいな。


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おれもフットサルしたいなー。
事務の人が見学者慣れしてた。
有名建築ほどってやつね。
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by tokup_nao | 2016-03-30 23:50 | 建築 | Comments(0)

UR団地再生コンペ オープンハウス

僕も一次通過をしたコンペであった、藤田さんのURリノベーションのオープンハウスにいって来ました。
UR 独特のゆとりある庭の風景が建物にも染み入るいい空間。
ボロボロの建物が、木製の建具と共に息を吹き返したよう。

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ちなみに、僕が友人と出したのはこれです。

http://bebetoku.exblog.jp/16109051/

時間が経つのは早いなー。
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by tokup_nao | 2014-03-09 07:00 | 建築 | Comments(0)

中心のある家 阿部勤

阿部勤さん自邸にお邪魔してきました。

正方形の箱が二つ重なるような入れ子のプラン。
中心の閉鎖的な空間があるから、周りは外部に対して寛容でいられるようでした。
また、そとの緑の役割もふんだんに大きい。ジェフリーバワの建築にも通じるような、
外と内部の入り混ぜ感が大変気持ちよかった。
混構造じゃなきゃこの内部と外部のコントラストは生まれなかったかもしれない。

代田の住宅を見学したときに、坂本さんの話を盗み聞きしていたら、
代田の住宅は、当初はコンクリート造だったけど、予算の関係でプランはそのままで木造に変わった。
がしかし、それが幸運にも柔らかな空間となって返って良かった。という話を聞いた。
そう、プランは同じだとしても、構造によって建物の雰囲気はがらりと変わる。
中心のある家はその構造の振る舞いを最大限に生かして作られています。
この家こそ、日本の今構造の住宅で一番気持ちのいい家ではないでしょうか。
木造の庇と窓のコンクリートの庇(これが構造的にかなり聞いているとのことでした)があることで、40年以上経ったにも関わらず建物はとてもきれいでした。

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△外からみると生い茂る植物によってほぼ建物は見えない。

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△阿部さん曰く、一番気持ちのいい場所。
 キッチンダイニングを見下ろすことができつつ、作業部屋の延長の角。
 庭の植物に囲われた視界が外部をも緩やかに繋げる。

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△ここにも備え付けのソファーが。

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△階段吹き向け部分。

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△阿部さんが収集したアーティストの器や小物の数々。
 これらが、空間よりきもちのよいものにさせているようだ。

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△坂倉事務所時代の話しを聞きつつ設計道具を見せてくださった。

ずっと家にいたくなる、ここちのよい場所でした。


中心のある家

中村好文さんのINAXレポートも良いです。

http://inaxreport.info/data/no167_p40p42.pdf
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by tokup_nao | 2013-11-14 02:51 | 建築 | Comments(0)

「牛窓の食堂」

レインボーアーキテクツによる岡山の「牛窓の食堂」がarchitecturephoto.netに掲載されました。

是非ご覧ください。

http://architecturephoto.net/29492/


また、GOOD DESIGN AWARD 2013 も受賞しました。

こちらも是非ご覧ください。

http://www.g-mark.org/award/describe/40331?token=cmpR1OMpwZ
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by tokup_nao | 2013-10-20 10:59 | 建築 | Comments(0)

代田の町屋を訪れて

坂本さんの代田の町屋にいって来ました。ずっと前から行きたいと思っててやっと行けたので嬉しい。
1976年に建てられたもので、篠原さんの上原通りの住宅と同い年。以前上原通りの住宅にも入る機会があったので、今回の訪問で師弟関係の同じ年の代表作に入ることができた。
比べると、恐ろしい程真逆だった。篠原さんは、形の強さと光と影の劇的な建築だった。それに対して、坂本さんのはとても柔らかいもので、光と影の移ろいに身が溶けるような、ふわっとしたものだった。
やってることは真逆なんだけど、どちらもそれぞれの突き抜け感と心地良さがあるんです。こればかりは、いくら多木さんの文書を読み込んでも、体験しないとわからない。。。
当時は篠原さんの作品の方が目立っていたかもしれないけど、今は坂本さんの住宅の方が若い人への共感は得られそうだ。
個人的には、どちらがとか言えないくらいどちらも良かった。一瞬、1976年という激動の時代にタイムスリップしたようで、なんだか、ゾクっとしてしまった。

この住宅がいま取り壊しの危機に瀕している。
どうにか買い手がみつかり、残ってほしい住宅だ。。。

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by tokup_nao | 2013-10-13 20:40 | 建築 | Comments(2)


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by 徳田直之 (Naoyuki Tokuda)

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