見えないデータを可視化する装置

googleは世界をデータで再構築しようとしている。googlemapからgmailに、googlephoneまで登場する。データの蓄積は順調に進んでいる。
それはかつてバックミンスターフラーがドームで一定の広さを包みこもうとすることには飽き足らず、それこそデータで世界を包みこもうとしたことをやろうとしているわけだ。
宇宙船「地球号」は輪郭を得ることができるのか。


もしその膨大な、途方もないデータ、僕らが可視化できないデータ群に少しでも輪郭を与えることができるなら、どれだけ奇妙な、不愉快な?、愉快な?、未体験ゾーンに僕らを連れ去ってくれるのか。
d0086747_7452234.jpg

池田亮二はこれに一石を投じる。

http://www.youtube.com/watch?v=i4K0mksDmd4&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=T0aOTOwredw&feature=related

ただ数字の羅列や連続音を聞いて、見たりして、群がりはしゃぎ騒ぎ立てる様は不気味な感じがする。
でもそれは僕らの日常とあまり変わらないのかもしれない。携帯電話やGPSやPCを駆使してみんなで通信し合いデータを交換し保存し蓄積していく。日々アップグレードに精を出す。データと人の間に色んな媒介があって関係が構築される。池田亮二はその媒介をシンプルにしただけに過ぎない。

http://www.youtube.com/watch?v=2S_2r0J7bHo&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=TvyfKMsC5qs&feature=related

ノイズが気持ちいいのはもともと人間の性でもある。赤ん坊がお腹の中に入っているときに母体に流れる血流の音がそれに似ているからだ。テレビで砂嵐のノイズを泣いている赤ん坊に聞かせるといい。すぐに泣きやむから。

池田亮二は僕らに砂嵐を聞かせに来たのかもしれない。

東京都現代美術館
池田亮司展 +/-[the infinite between 0 and 1]
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by tokup_nao | 2009-05-20 07:43 | 美術 | Comments(0)


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