赤い底
ふと、地面の切れ目を覗いてみると

赤暗い底に階段がつづいていた


壁に張り付いた数え切れないほどの目

障子に一つ一つ丁寧にくっ付いているかのような目

気にはなるけど


気にしないふりをしながら下っていく


カツーン カツーン


ハイヒールが思った以上に谷間に響き渡る


みんな私を見るがいいわ

風がびゅうびゅうと唸りを声を上げる


カツーン カツーン


風が入ってくるなと言っているかのように

下に行けば行くほどホコリっぽいかと思ったけど、

むしろ逆で、下れば下るほど、無機質な空間に連れてこられたかのようだ


カツーン カツーン


ヒールの音が壁に跳ね返り、また戻って聞こえる

それが重奏を奏でるようで、あの目達はみんなその音に聞き入っているのか


カツーン カツーン


自分ではない誰かが歩いてこちらに向かってくるかのような錯覚

足を止めると、もう一人のヒールの主も少し遅れて足を止めた


まだ底には辿りつきそうにない

少し階段に座って休むことにしよう



見上げると、空は遠く

私もあの目の一部になりそうだ


始まりも終わりもわからない

宙ぶらりんな自分が、少し心地良く感じる
# by tokup_nao | 2010-01-22 02:15 | Trackback | Comments(1)
Low Carbon Life-design Award 2009 の結果


Low Carbon Life-design Award 2009
「佳作」頂きました。

伊藤研の武士と共作でした!
2/1日に表彰式です。
隈さんありがとう。





「グツグツコトコトこわいこわい」のあとがき

まずいまずいと思ってても、自分が経験するまでは、やっぱそのまずさはよくわからないのだと思う。
経験して初めてまずい状況だと体でわかる。どんなでも、やはり知りたくなるのが人間の性というもの。
知ってから対処すればいい。知らないのにそれが何であるか何てわからない。
もしかしたら、ノックをして入ってみたら中は案外楽しげにカレーパーティーをやっているかもしれない。そんなの誰にもわからない。

あの会社はどんなだろうと、様々な質問をぶつけては、想像を膨らまし。もう質問してもわからないとこに来たら、たぶんこんなだろうかと諦めに似たようなとこに落ち着く。それでしょうがないのだろう。あとは時の運にわかせる。以上!
だから、自分はこの会社に向いてるんだな!と思い込んで、時間がある分だけ助走をつけて、会社に図々しく胴体着陸をかましていくしかない。それでも、「君のエンジンオイルはうちのと合わないのよ」と言われれば潔く撤収するのみ。

こわいこわいと思うのは、なんだかそんな雰囲気を作り出している世間であったり、既成概念のような不必要なイメージだったりするんだな。世の中そんなもん。
# by tokup_nao | 2010-01-20 18:07 | Trackback | Comments(2)
グツグツコトコトこわいこわい
あの家は危険だぞ

どうやら魔女がでるらしい


おいしい匂い誘われて

グツグツコトコト・・・

こわいこわい



楽しげ歌に誘われて

ららばいららばいららぽーと

グツグツコトコト・・・

こわいこわい



そーら  あの子が入ったぞ

生きてはかえってこられない

グツグツコトコト・・・

lこわいこわい



お服とお靴が ピョーンと空に 外に飛ばされて

食えない部分はいらないよ



グツグツコトコト・・・

こわいこわい


入っちゃだめよ

魔女の家



それでも中身が気になるぞ

そろそろ入ろう

魔女の家



グツグツコトコト・・・

こわいこわい
# by tokup_nao | 2010-01-19 03:15 | Trackback | Comments(2)
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